いらっしゃいませー!!近藤監督、私たちを1931年の甲子園に連れて来てくれてありがとうございました
プロデューサー:
魏徳聖(ウェイ・ダーション)、黄志明(ジミー・ファン)
監督:
馬志翔(マー・ジーシアン)
脚本:
陳嘉蔚、魏徳聖、馬志翔
音楽:
佐藤直紀
キャスト:
永瀬正敏
曹佑寧(ツァオ・ヨウニン)
青木健
坂井真紀
伊川東吾
吉岡そんれい
大沢たかお
謝竣晟(シェ・ジュンチャン)
大倉裕真
飯田のえる
陳勁宏(チェン・ジンホン)
謝竣倢(シェ・ジュンジエ)
鐘硯誠(ジョン・ヤンチェン)
張弘邑(チャン・ホンイー)
山室光太朗
魏祈安(ウェイ・チーアン)
陳永欣(チェン・ヨンシン)
周竣豪(チョウ・シュンハオ)
蔡佑梵(ツァイ・ヨウフォン)
鄭秉宏(チェン・ビンホン)
許亜琦(シュー・ヤーチー)
于卉喬(喬喬/チャオチャオ)
小市慢太郎
斉藤一美
水上善雄
石塚義高
渋谷天馬
他
KANOを観ました。劇場ではなんというか静かな感情がずっとダダ溢れてきてすごくよかったと思ったのですが、おもしろいことに劇場で観た時より数日たって色々関連動画を見たりエピソードを知ったり、メイキングなどでチーム敵味方関係なくもう一度彼らの顔を眺めていると、もっともっと好きになりました。こんなの初めてです。
台湾で大ヒットしたのも納得だし、日本でも少ない公開館上映回数でありながら満員御礼なのも頷けます。
自分は野球が好きで子供のころからプロ野球高校野球と見てきましたし、甲子園にも数えきれないほど通っています。野球をこれほどまで上手に描写した映画であることにまず驚きました。プレーのひとつひとつに違和感がない。CGってこういうことのためにあるんだよな!と喝采を送りたい。
が、野球を全く知らなくても楽しめると聞いて驚くとともに、誠実な映画作りとこの作品のスピリッツが伝わっているんだなぁと我が事のように嬉しいです。
もう・・・全然うまく言えないけど、素晴らしい映画でした。そして1人で見に行ってこれほど寂しかったこともありません。上映後、とりとめもないことを誰かと語り倒したかった。
こんなにたくさんの登場する人物ひとりひとりに愛着が湧く映画は初めてです、あの田んぼで働くオジサンにも愛着がありますよ!できたら選手の笑った顔やプレーをずっと見ていたかったし、ラスト札幌商業の錠者投手が嘉農のグラウンドのプレートに自らのラッキーボールを置く場面は清々しさを感じると同時に心が抉られるかと思うほど悲しかった。だって彼は軍服に身を包んでいたんだもの。
ありがとうねKANO、近藤監督、監督は選手たちに甲子園に連れて来てくれてありがとうと言いましたね、その言葉はそのままあなたに送ります。映画を観た私たちを1931年の甲子園に連れて行ってくれてありがとうございました。
KANO 1931海の向こうの甲子園公式サイト(情報多し)
関連動画やメイキングがいっぱいyoutubeにあがっています。
ARSFILMPRODUCTION プレイリスト:KANO幕後花絮
このプレイリストでも取りこぼしてる動画たくさんあるなぁ、めんどうだからこの会社の動画全部や!
ARSFILMPRODUCTIONアップロード済み動画
もうね、この曲聴くだけでヤバいです。
【KANO 電影主題曲】/ 勇者的浪漫 (官方全曲MV) -中孝介、Rake、范逸臣、舒米恩、羅美玲演唱
最後に。出演した役者さんはみな素晴らしかったけど、特に伊川東吾さんがよかった。存在感と品ある佇まい目が覚めるようでした。隅々にいたるまでキャスティング最高。
ご無沙汰しております。
台湾行きの機内で見ることの叶わなかった「特殊身分ことスペシャルID」も、ようやく日本公開の迫る今日この頃(笑)ウチもKANOを観に行ってきました。
くだんの台湾旅行では、いかにも大ヒット中であることが街中で感じられたんですが、日本でもまさかの大入りで驚きました。上映館数が少ないとはいえ、シネコンの客席が満員になった台湾映画やアジア映画って、ちょっと思い出せないくらいレアですよねぇ。
作品の内容も期待以上の素晴らしさで、3時間超えを忘れるくらい没頭しました。たしかにファンタジーではあるんでしょうけれども、きちんとした指導者がいることで選手が実力を発揮してゆくというのは、けっして100%の不自然さではないですし。それに史実として、結果が残っちゃってるんですから、誰も文句言えない(笑)
先日見た「激戦」もそうだったんですが、本当の悪人がいないのも良いですよね。初めは差別的に出てくる小市慢太郎氏のくだりは、少しクドかったかもしれませんけど。
さらりと八田與一のエピソードを絡めているのも嬉しかったですね。時代背景は厳しいものだったのかもしれないけれども、お互いに真摯に生きていたのがヒシヒシと感じられました。
KANOを気に入った人には、また別の台湾映画をオススメしようかと思います。
自分が行った際も満席で、前方の端の方の席でした。
やはり沢山の人と見る方が映画はおもしろいです!
アキラの指のマメがつぶれるとこも実話だったんですよね、まさに事実は小説より(略)
仰る通り悪人がいないのもよかった。私はアキラと従妹のほんのりした初恋シークエンスも好きでした。結婚式の夜、ひとりグラウンドでベーランする姿がぐっときました。
KANO気に入りましたよう、たくさんの台湾映画私に教えてください~
初めまして、FBでケイコママのブログ拝見して映画KANOを
お褒め頂き誠に有難う御座います。私もこの映画に関わった
者ですが、昔からの景子さんのファンの一人として大変光栄
のいたりです。今後ともteamKANOを宜しくお願い申し上げ
ます。
はじめまして堀川様
映画に関わったと仰いますが・・・お名前から察しますに、ひょっとして呉明捷投手のご子息でらっしゃるということでよろしいでしょうか?
嘉義市長としてのご出演、しかと拝見いたしました!
わざわざコメントを残して頂き恐縮です。日本でのヒットおめでとうございます!
素晴らしい映画がこうしてちゃんと評価されることは一ファンとしても嬉しく思うとともに、上映館が少なくて惜しむ声も多いですしこの後も評判の良さに上映してくれる映画館が全国で少しでも増えることを願っております。
コメント本当にありがとうございました。こちらこそ幸甚に存じます。
「KANO」、期待をはるかに超えておもしろかったです。泣きました。その余韻がなかなか抜けきらないでクリックしまくっていたら飯星さんのブログにたどりつきました。私の娘が台湾人と結婚し台湾に住んでいますので「KANO」には特別な思い入れがありましたから飯星さんが誉めて書いてくださってありとてもうれしいです。あんなにも日本との深く、良い関わりを描いた物語を、ほぼ全員が台湾人であろうスタッフの方たちが苦労して素晴らしい映画を作りあげたことにとても感激しています。少し余談ですが「KANO」つながりで台湾に住む娘がくれたメール(台湾の日本統治時代に関して)貼らせてくださいね。「kANOっていう映画でね、あの高校が準優勝したことが忘れ去られてた、って感じに紹介されてたでしょ。でもね、忘れてたっていうよりも、今まで暗黙の了解で無かったことに、、、という感じだった見たい。日本統治時代は色々統治されて、大変なことがあっても、野球がちゃんとできるくらい、きちんとした生活ができてたんだって。
でも、日本が引き上げて次のがやってきてからは、生活もままならないくらい、みんなが貧乏になって、野球のバッドやボールも手に入らないくらいだったって。
でも、そういうことが公に言われると政府が困るから、統治時代の良かったことが無かったことのようにされてるらしい。今でも統治時代の良かったことはいっぱい公にされてないことが多いみたい。政府が困るからね。まあ、今はそれが公になって暴動が起きるとか暗殺されるとか、そういうことはないけどね。
なんか、台湾の歴史ってすごいよね。」
みどりさん
KANOは誠実に映画を作っていて、それが見事伝わってくるのがとても良かったですね。
キャスティングもとてもよくて邦画の大作にはない新鮮さを感じました。
お嬢さんのメールもご紹介ありがとうございます。この映画は色んな角度から見ることが出来ると言うのも魅力のひとつなのだと思います。
台湾も現在政治的に国民が不安に感じる状態にあるので、そういう観点からも台湾のアイデンティティーを見つめ直すという意義も側面にはあるのかと。
もうすでにご存知でしたらごめんなさい、元台湾総統の李登輝氏とこの映画のプロデューサー魏徳聖氏との対談記事を貼らせてください。
KANO精神は台湾の誇り< 特別対談>李登輝vs魏徳聖
KANO関連の物は全て見尽くしたつもりでしたがこちらはまだでした。ありがとうございました。
台湾人としてのお二人の日本への思い(温度差はありますが)が伝わってきてせつなくなりました。
KANOの上映もそろそろ終わりですね。宣伝もあまりなかったし上映館の少なさもあって日本ではそこそこのヒットにしかならなかったような気がしますがウェイ・ダーションさんやマー監督さんがっかりなさらないといいですが・・・
ソフトになったら見る方も増えるといいなと思います
3時間超えって自分は気にならなかったけど、気にする人も多かったようですし
映画館に行き慣れてないご年配の方だと特にそうなのかもしれませんね
KANO、実はまだ観ていないのですが、ママさんのブログを拝見し、早く時間つくって観に行こうと決めました。
そういえば今日、1931年生まれの父と話していたら、「嘉農」という言葉が父のほうから飛び出してきました!
本当に注目されていたチームだったそうですね。
父の話ですと、嘉農は春の選抜も甲子園出場したものの、残念ながら旧制浦和中学に破れたそうです。
ただ、旧制浦和もそう強いほうではなく、甲子園に出たのはこの1回きり。
嘉農に勝てたのは、まだ春の寒い時期で、台湾という暖かい地域出身の嘉農側のコンディションが整わなかったからだとか。
父は、その話を、やはり旧制浦和中学出身の物理の先生から聞いたと言っておりました。おそらくこの先生、甲子園に応援に行っていたんじゃないでしょうか。
いや、映画のなかの出来事を、身近な人間が話してくれると、なんかグッと来ます〜。
父は映画館には行かないので、DVDになったら、ぜひ見せたい作品です。
そんな話が聞けるなんてすごい
この映画を観ると、嘉農がいかに当時の日本人に強い印象を与えたかが分るように描かれていました
DVDでお父様とご一緒に観られるといいですね!きっと色んなお話をしてくださるかも。なにしろ観たら誰かと何か話したくなる映画でした