長い事、サーバーの引っ越しにかまけて放ってありました。すみません。
実は中国語が激しく文字化けしてまして(中には写真がリンクしてないものとか)・・・これ全部確認して直すのか・・・と思ったら凹んですっかりそのままに。自分でも一生懸命直したりもしたんですが、到底追いつかず。
もう別に文字化けしたままでいいや!と開き直りました。そのうちちょいちょい直すことにします。
やっと再開することになったので、下書きに入っていたままのコイツをアップします。
年明け早々って一体いつの話や!
あ、あと過去記事読んで文字化けしてる部分を見つけた方はよかったらお知らせください。自力で直します。
――――――――――――では、過去記事をば―――――――――――――
年明け早々、香港から『特殊身分(特殊身份)』のブルーレイが届いていました。メイキングとかガッツリつくのかと思いきや、なんと特典映像は予告編1本のみ。マジですか、JVDのDVDじゃないんだからー(涙)
さて、お手元に同じように香港版が届いた方も多いかと思います。そこで余計なお世話かもしれませんが、字幕が読めなくてもストーリーが分るポイントを書いておきます。かなり大雑把で乱暴ですがこれを押さえていれば話の流れは分る・・・かも?
以下、ネタバレ。
●警察が子龍(ドニー・イェン)の最後の仕事としてターゲットに指名し、一方黒社会の大ボスコリン・チョウが探れと言ってきたのは同じ人物サニー(アンディ・オン)。彼はかつての舎弟でありました。
●火鍋屋でアンディとドニーさんの格闘が始まるきっかけは、「彼は俺の師父だ、ただあれからちょっと太ったみたいだけど」と笑ったアンディに対して「いんや練習しとるよ俺は」と連続寸止めパンチをくらわせて挑発したため。
●アンディは子龍をボスコリンが送ったスパイと勘繰ってる
●最初の屋上のシーン「いつでも警官に復帰できるようにこうやって練習してるんだ」と自家製の空気銃を撃つ子龍。が、なかなか当たらない。そこに中国公安エリートの方靜(ジン・ティエン)がアドバイスすると、とたんに命中する
●彼女がその銃を持って屋上から降りるのは「内地じゃこれは違法なのよ」と取りあげるから。それに対して悪態をつく子龍。
●殺し屋を射殺後、彼女が屋上で泣いていたのは初めて人を殺したから。それを励ますために「もう一度コイツを撃ってみろ」と自家製エアガンを握らせる、それを見て「なによ、あなた別なの持ってたの?」。
●泣きながら狙っても腕は確かな方靜の射撃に「アンタが撃たなきゃ、俺が殺されてたんだ」と言う子龍。「・・・これはまた没収」と答える彼女に笑いながら同じ悪態をつく子龍。
●バスケットボールのシーン、アンディから「アンタより俺の方がずっと上だ、俺の下で働けや」と言われる
●夕暮れの屋上、子龍と方靜の会話「おふくろは俺のことなら何でもお見通し」というマザコンな話や、タトゥーの言葉の意味など。タトゥーは警官に復帰したらレーザーで全部消すんだと抱負を語る彼に「きっとその日が来るわ」と励ます方靜。
●アンディの事務所にオトリとして赴く子龍、そこで見たのは「子龍は警察の手先」とマージャン屋で助けた子分のひとりが病床で密告する映像、彼は潜入捜査官だとバレたのだった。
●香港に戻ってきた子龍。警察官の姿を見て自分が喧嘩っぱやく英語も喋れないためにおとり捜査官に任命された時のことを思い出す。
●自分のボスのあまりの非情さにやってられない自分の身も危ないのじゃ、とビビったアンディの部下、テレンス・インが犯罪の証拠資料を持ってボスを警察にタレこむ
●コリン・チョウの元に単身乗り込む方靜。その彼女に子龍がサツの犬だと知ってると言うコリン
●そこへロナルド・チェンが登場。コリンに不利な資料を手に入れたとして彼を連行する
●「俺を裏切ったらお前の家族もろとも殺してやる」という言葉を思い出して実家に走る子龍。おふくろが危ない!いや走らなくてもタクシーを拾うとかのほうが(略
●事件が解決して方靜が子龍を尋ねた時、彼のタトゥーが全部消えていてかなり驚きますが、前に「消す」って言ってたのでどうやら消したらしい
●ラストの不思議なタイミングで語られる台詞は「子供の頃おふくろは、いつも俺を肩車してくれた、空を自由に飛べたら世界の一番美しい部分が見えてくるのよ、って。俺には分ってる、すぐにきっと世界の一番美しい部分を見るんだ」てな感じの事を言ってます。
実はこの映画にはカットされた別バージョンのラストシーンもあり、それだと「お母さんが醤油を買ってきてくれって言ってるぞ」と上司に言われ、「わかったー」と買いに行った子龍が、彼を警察の犬と密告した奴に刺されてひっそりと死ぬというものでした。要するにギャングから復讐されちゃうというわけですね。
その直前「今までこの潜入捜査官を守って来てくれたお守りをアンタにやるよ」と仏様を掘ったネックレスを彼女の首にかけてあげたのが皮肉です。
でも、まぁ、個人的には死なないラストでよかったと思います。せっかくコメディぽい感じにしたのに最後がそれじゃちょっとバランスが悪すぎるような気もします。検閲も絶対に通らないしね。現行のラストもひと昔前の香港映画っぽいですけど。いや、どうせならいっそ70年から80年ごろの香港映画みたいに「やったー!復職だー!」とジャンプしたとこでフリーズして終わればよか(略
本作には日本のスタントマンがたくさん参加しています。
エンドクレジットには(日本)という文字入りでみなさんの名前が登場しますよ。これは分り易くてよろしいですね。
そしてクレジットのラスト付近で
(檀冰監督は契約書に合意しサインしています)という一文と法律顧問の名前、そして弁護士事務所の名が一緒にクレジットされていることを最後に付け加えておきましょう。
追記:アメリカで発売された『Special ID』には一応メイキングはついていましたが、ネットで上がってるうちの2つくらいだったかな?メイキング目当てなら買わなくてもいいと思います、なんだか画像も随分劣化バージョンだった印象だし。かといって香港盤も本当やる気なさ過ぎて酷い(涙)、もう二度と100パー中国大陸主導の映画はやらなくていいと思う。騒動で全てを主演におっかぶせたまま放置し続け、また完成品をJPEG2000で発行するところをMPEGなどというあきらかな人的ミスで仕上げたのをチェックもできない制作会社や制作人への恨みは忘れんぞ。それに怒りまくったピーター・パウの記事はここ。
どの国でもそうですが、本当、映画を作る専門じゃなく別の理由で映画制作をたまたま利用してる、みたいな会社の作るものはロクなことにならない。
ところで英字幕版を見た英語圏ファンが「字幕がひでぇよ、主人公の名前も途中何箇所か間違ってるし!」とボヤいてましたが、むこうでは親しみをこめて名前に「阿」をつけて呼ぶ習慣があるんですよね、なので子龍の場合は阿龍となる。平たく言うと龍ちゃん、て感じでしょうか。
最初の黒社会の親分さんや母親がふとした時に彼をそう呼んでいました。それをまともにZilong(子龍)、Arlong(阿龍)とまんま訳してるんでそういうことになったんだと分りました、なるほど。
日本でも、オリジナルでは違うのに役名をその「阿」つきの方でフィックスしちゃってるのが結構あったりします。例えばこの映画ならずっとアーロンって名前で通しちゃう、みたいな。
関連テキスト
特殊身分 予告篇 ― ドニー・イェン 甄子丹
2013年10月18日『特殊身分』公開決定-ドニー・イェン 甄子丹
続々予告登場『特殊身分』 -ドニー・イェン 甄子丹
・・・と、言ってるそばから特殊身分(特殊身份)
特殊身分・西遊記之大鬧天宮-ドニー・イェン 甄子丹
スペシャルID 特殊身分 日本公開決定 試写に行きました - ドニー・イェン 甄子丹
スペシャルID 特殊身分 初日舞台挨拶@新宿武蔵野館
おお、お帰りなさいませ。
FREEMAN氏のツイッターに再開のお知らせがあったので、ご挨拶に伺いました。
以前にいくつかコメントさせて頂いた中で、台湾行きの機中で「特殊身分」をみられるかも?と書きましたが、結論的にはなんとモニター無し機体というオチに。ションボリです。
そうそう。ブログのお休み中の間にも日本で封切りされた何本かの香港映画を見ましたが、その後にこちらの過去記事を再読させていただくと、また新たな見直しポイントがあったりして味わい深かったです(笑)
お久です~
>また新たな見直しポイントがあったりして味わい深かったです(笑)
ありがとうございます。もし気が向いたらブログ再開をどこかでお知らせくださるととても助かります、なにせツイッターとかしてないもんで(汗)
かなり直したつもりでしたが、今あらためて記事を書いてブログ内リンクとかしたら、まだまだ一杯文字化けしてる(涙)これは完璧に直すことはかなり難しそう・・・・シクシク
綾瀬さんがどこかで見つけたら、ちょこっと教えてください。
ブログの復活お疲れ様です。おかえりなさい(笑)。
特殊身分、日本公開されるそうで、よかったですね。
http://www.specialid.ayapro.ne.jp/
もうね、ママさんとは話したいことは色々積もってはいるのですが・・。
チャウ・シンチーの西遊記は最高だった、とか
『ザ・レイド GOKUDO』名古屋まで行って観た、とか
長くなるので後日、また。
追伸:一応復活した旨をSNSで宣伝させて頂きました。本当に嬉しかったので。
ありがとうございます!!!!
今度長文でもいいので思い切り書いてください、楽しみにしていますね~