化石かもしんない

私がサンケイスポーツ近畿版で新聞小説を連載してることは先日お知らせしましたよね。

今、その仕事に結構追われていて、なかなか余裕がありません。
掲載は月曜~金曜のウイークディ。最終版のゲラ出てくるのが前日、ファックスで送られてくるのであります。

このスケジュールに一番苦労しているのが私のマネージャー坂本君。とにかくどこにいても彼は新聞社から送られてくるファックスを受け取らなくてはなりません。しかも自宅にファックスがないという。

大変だから買ってあげるよ、という話をしたら「いや、なんとかします」という男らしい返事が返ってきた。
本人が何とかしますと言うのだから何とかするのだろうと、その話はそれきりになったのですが、とにかく彼は毎日どこかで必ずゲラを受け取ってそれを私に転送する。

昔はあんなに便利だと思ったファックスも今となると再送したりすると字が潰れて読めないとか、出先で受け取る条件が厳しいとか結構使えない奴になり下がりつつあります。

そこで男らしい坂本君が考えてくれた方法が、受け取ったゲラを彼が自分のiphoneで写真に取り、それを私のパソコンと携帯に同時に送信するという方法。

これなら私は、自宅だろうが出先だろうがその写真を拡大するだけでゲラを読むことが出来ます。やっほー!

最初はピントが合ってなかったりして試行錯誤もありましたが、今は手慣れたもので。
私も携帯でデータの拡大とか回転とかできる機能があるなんて、知らなかったわ、彼のお陰で一つ利口になりました。

しかし毎日原稿のゲラチェックがあるって落ち着かないものですねぇ。何時に来るか分らないし、早い時間に寝たくてもそれが終わらないと寝られないしなー。ご飯を食べに行く約束があっても、携帯の電波が入らないと困るし、チェックが済まないとちょっと盛り上がれない。なかなかゲラが来ないなと思ったら週末で「今日はないんだ!」と遅くなってから気がついたり。

ま、一番大変なのは坂本君なんですけどね。いつも助かってます。ありがとう!

それにしても、この件で自分はつくづく古い人間だなと思わされてる気がします。というのも友人との食事中に携帯を何度も確認したり人前でゲラのチェックをするのが結構「悪いな」と思ってしまうから。

今時なら、おそらく誰と一緒でも気にせず携帯をいじっても大して印象は悪くないんじゃないかなぁ。
私の友人の知人にツイッター中毒にかかり短い文章以外書けなくなってしまったという人がいるらしい。ホントなの?と聞くと本当らしい。どんだけつぶやいてるんや、いや、どんだけフォロワーいるんや、いや、どんだけ携帯握ってるんや(笑)。

ま、今時は私のように考える人間は化石みたいなもんなのかもしれないな。

 

カテゴリー: 未分類 パーマリンク