監督・原作・脚本・音楽・主演 オレ、RZA
この映画を語る言葉は沢山ありそうだけど、2つの写真を並べておけばOKな気がする。
おお、五郎八卦棍!!
共同脚本:
イーライ・ロス
動作指導:
コーリー・ユン/ユン・ケイ
出演:
ラッセル・クロウ(ラッセルさん、すんごく楽しそうだった)
リック・ユーン
ルーシー・リュー
デビッド・バウティスタ
ジェイミー・チャン
カン・リー
バイロン・マン
ダニエル・ウー
リュー・チャーフィー
チェン・クアンタイ
レオン・カーヤン
テレンス・イン
MCジン
オープニングから飛ばしまくってます。「おれのだいすきなくんふーえいが」私も大好きだよぅ。
ある意味王道のショウブラ功夫映画。燃えよドラゴンや、ジミーさん映画テイストも。そういえば、金強奪のため急襲された宿屋の名前はドラゴン・インでしたね。全編残酷で血が一杯なとこはチャン・チェリスペクトでしょうか。
金獅子チェン・クアンタイの息子のゼン・イー(リック・ユーン)が両手両脚を吊られて宙に浮いた瞬間、「うわ、五馬分屍!?十三太保かよ!」とビビったのですが違ってよかったです(笑)。彼の武器がいっぱい仕込まれた甲冑かっこよかったっすね~。
そしてバウティスタが鉄布衫でした。どうせならショウブラの悪役みたいに、意外な一か所だけ弱点が分り易くあったらもっと嬉しかったかも。
功夫映画に慣れてない知人が、「女子供も容赦なく殴ったり切ったりして殺すからびっくりした」というような感想を漏らすことが時々ありますが、それにすっかり慣れてる自分としては老若男女関係なく戦い、そして負けるとバタバタやられるのを見ていると、心なしかホッとしたりもします(笑)。だって現実では女にも子供にも容赦ないのに映画の中だけ安全だなんてアリエナイ。今作では、女たちも華麗に散ってゆきます、さすが功夫映画ヲタわかってらっしゃる。
観る前は、完全なRZAのオレ様映画なのかと身構えていたのですが、そうでもなく、豪華なキャストの見せ場を丁寧に各々ちゃんと作っていたのには驚かされました。むしろ香港にかつていた(いや、今もいる)オレ様達の方がもっと・・・むせかえるほどに自己チュー(笑)。
と、彼の奥ゆかしさに感心させられたうえに、真摯な功夫映画愛がぎっしりつまった映画でございました。おもしろかった!
難破した船で辿り着いた浜で少林寺僧(正確には別の寺の名だったけど)に発見されるシークエンスなんか、もう「あるー!」ってこちらまで笑顔になってしまいましたよ。元気なころのリュー・チャーフィーのお姿もしっかりフィルムに刻まれております。心して見よ。
いや、これ作れてよかったよ!あなたの熱意とその執念に乾杯します、おめでとうRZAさん!
初めまして!いつもノリノリのレビューを楽しく拝読しています(笑)
こういうところに反応するのもアレですが、共同脚本がイーライ・ロスですか。ちょっと見る気が増しました。
彼もカンフー好きだったんでしょうか。いつものホラー路線じゃないので、興味シンシンです。
綾瀬さま
はじめまして、ご覧いただきありがとうございます!
イーライ・ロスが功夫マニアかどうかはわかりませんでしたが、2005年の段階でこの企画には関わったようですね。
実は内トラもしているらしく、恐らく武器を注文しにきた狼族(?)のひとりのようです。(自分は確認できず)
コメントを残す方は少なく(笑)たまにいらっしゃると嬉しいです、また来てくださいね~。
昨日、観てきました・・『アイアン・フィスト』!!!
地元のシネコンで明日までの1週間限定上映(笑)・・よくやってくれました、偉いっ!
彼が作った世界観、最高ですわ。特にあの娼館、一生入り浸りたい(笑)。
個人的にサプライズだったのは、サリー・イップの歌が・・あのジョン・ウー作品『狼』で彼女が歌っていたアレですね・・なぜあの曲使ったんだ?と思いつつ、ニヤニヤ。
もしビデオ化されたら、ディレクターズカット版とか出ないかな~と期待したいところです。
あの本編は短すぎるっ!!そう思った人多いのでは??
あわわわ、サリー・イップ気がつかなかった(汗)
どこにかかりました?
ディレクターズカット出すかもしれませんねぇ
RZA本人は、当初の編集であの倍の分量を考えていたらしいす