すき焼きとウヰスキー

みなさんの地域では桜の花は散ってしまいましたか?それともこれからでしょうか。
お花見というと思い出すのが大学時代。
同期生や先輩ら数十人で井の頭公園に集まったのはよかったのですが、お酒に慣れない私はあっという間に酔っぱらい、急性アルコール中毒寸前までいったことがあります(恥)。
前後不覚になりながら最後は先輩とジャンケンで負けたほうが飲むというアホなゲームをしていたらしい、とほほ。
案の定、私はパーばかり、先輩はチョキのみというグズグズの展開だったそうで、見かねた友人が何人かで私を抱えて帰ってくれました。
と、いっても私は、その時のことをまったく覚えてないわけですが。
今でも時折その話が友人たちの間で話題になります。どうやら人の記憶には時効というものはないらしい。はい、ご迷惑をおかけました、ぐすん。

それから大人数で繰り出したものというと、数年前10人ほどで近所の公園でお花見をしたのが最後でしょうか。
そういえば、この時は料理自慢が揃っていた席だったのでカセットコンロに鉄鍋という本格仕様の「すき焼き」がメイン。
リーダーいわく自宅で弁当を作るより、しっかりした食材を準備してすき焼きをする方が簡単でいいのだ、とのこと。

自宅でするすき焼きは、食後に残った匂いとかテーブルに跳ねた油とかをつい貧乏性にも気にしてしまいますが、戸外で食すすき焼きは、そんな心配が全然なくて豪快豪快。
その時に勧められて初めて試したすき焼き&ブレンドウイスキーの水割り。
このウイスキーとすき焼きとのマリアージュには驚きました。ポイントは決してシングルモルトなどの重いものではなく、軽めの「ブレンド」を選ぶこと。たとえばお手頃なところなら「スーパーニッカ」がお勧めです。
すき焼きにワインもいいですが合うものを探すには才能が必要。私はどうもワインを選ぶのがいつまでたっても下手くそなのです。

それ以来、我が家ではすき焼きだけでなく、しゃぶしゃぶや時折は煮魚の際もウイスキーでいただいたりしています。やってみると、とっても牛肉や砂糖と醤油味の和食に合う気がするのですよね。

そういえば、古い邦画で笠智衆が会社帰りに駅前のバーなんかで小鉢の突出しを前にウイスキーを飲んだりしてましたっけ。
あの中身も、多分あまじょっぱい味の煮物だったに違いありません。

 

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