44マグナム でも4ではオートマグ

今日は渋谷NHKでラジオ「渋谷スポーツカフェ」の収録。

収録の前に、色々雑談をしていたら何故か父親、飯干晃一の話に。
「やっぱ、色々ヤクザ関係の裏話なんか聞いたりしたんですか?」とそこで質問が飛んできました。

正直、私は父が仕事である小説の話をしているのをほとんど聞いた記憶がない。

「自分が父親でも子供には、そういう話はしないと思うなぁ」と答えると「ですよねー」ということに。
「でもね、モロにそういう話は聞いたことがないけど周辺機器に関する雑誌なんかは結構その辺りに転がってたよ」
「周辺機器ってなんです?」
「ん~、たとえば月刊ガンとか」
そこでしばし銃の話に。
たとえばダーティハリーの44マグナムとかルパン三世のワルサーP38とか不二子ちゃんならベレッタのチーターをガーターに挟んでくんないとね、とか。ごくごく普通のよくある話です。

私としちゃ、銃のことなんか全然素人で(じゃ玄人って何だってことになるけど)まったく何も知らないのだけど、それでも話していると「何でそんなに銃に詳しいんすか?」と驚かれたりして、むしろその反応に自分は驚いてしまいます。

私にそんな知識を教えたのは父と言うよりは6歳年の離れた兄。幼いころの私にオートマチックとリボルバーの違いだとか、戦争映画を見ながら各国の戦車や戦闘機、軍服やヘルメット、手榴弾の違いとかを教えてくれましたっけ。
実際、その差が分ると次に戦争映画を見る時にとても助かるので(笑)役に立ったと思います。
そのうえに、その月刊ガンとかが自宅に無造作に置いてあったわけで、そこのグラビアとかを見ながら「ダーティハリーの新しいオートマグってこれか~」とか思いながら赤いサテンの生地の上にうやうやしく置かれた銃を眺めていたりしたのですわ。

正直言うと、私の銃の知識は1980年代前半くらいで止まっているので(そこまでしか実家にいなかった)その後の銃の事は何もわかりません。ただ、おおざっぱにライフルとショットガンとマシンガンくらいの差はぱっと見と撃ち方でなんとなく識別が可能なくらいでしょうか。

トカレフも今や最もポピュラーな名前になりましたが、私が良く聞いたものは銃身を下にしてズボンとかに挟んでいると弾が重みで落ちてくるという冗談を言ってたくらいの粗悪品だったころの時代。
もう何の役にも立ちません、てか、こういう話ってさー自分の今やってる仕事どころか生活に一度も役になんか立ったことはないんですが(笑)。

そういえば、私がクリスマスのプレゼントにもらったクマのぬいぐるみに「リヒトホーフェン男爵」と名づけたのも兄でした。
そう、あの第一次大戦時、帝政ドイツ陸軍の騎兵将校(航空士官)でレッド・バロンと異名を取った撃墜王マンフレート・フォン・リヒトホーフェンから取った名前です。理由はたったひとつ。入っていた箱が赤かったから(笑)。
お、そういや、彼を描いた映画が公開されてるんだっけか!ひょっとしてもう公開終わったかな、しまった見逃したかも!

 

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