なにかと「Sale」の文字が輝く街角。ヤバい、ヤバい。
ふらふらっと入った丸の内のコンランショップ。
新しいランチョンマットでも買おうかと店内を冷やかしていたら、見つけてしまいました、ビートルズの4人の顔がゴブラン織りになっているひとつのクッションカバー。
よく見ると<サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド>の衣装を着ているじゃないの。
か、かっこいい。
我が家の玄関にはベンチがあり、そこにちょっとしたクッションがいくつか置かれています。あのベンチにぜひ、このビートルズを加えたい!
セールに魅かれたのに、見事にセールでない品物を買ってしまうという、ショップの術中に見事にはまってしまいました(笑)。
と、その翌日、今度は港北のイケアに出没。
正月のお飾りである「鏡餅」を飾るためのいいコンソールテーブルをずっと探していたのですが、昨年も見つからずじまいで、このお正月をやりすごしてしまいました。
だいたい、そのテーブルの必要性を感じるのは季節の飾りをするときくらい。
だからすぐ忘れちゃうんですよね。でも今年は忘れないうちに探そうと一念発起。
いろいろインテリアショップやアンティークショップをのぞいてはいるものの、みんな「帯に短しタスキに長し」。
飾りも引き出しもなくていい、シンプルな長細いテーブルが欲しいだけなのに、案外そういうのを見つけるのが難しいのです。
そこでふと思いついた。ひょっとして、イケアに行けば見つかるかも。そしてうまくいけば、只今セールの真っ最中だったりして。
たしかにセールの文字が躍っておりました。しかし、その余波かお子様軍団が店内にはうじゃうじゃ。あちこちで「ギャォ!ギャォ!!」とお子様怪獣の雄叫びが響き渡っております。
大型家電量販店とこのイケアは、ただでさえフロアを見渡したとたんにお腹いっぱいになる危険地域です。
そのうえ大量の怪獣が野に放たれているとあっては鬼門中の鬼門。
数分で喉は乾き、思考能力がどんどん奪われていくのがわかります。
すんでのところで、7800円という価格にやられてキャスター付きのテーブルを買ってしまうところでした。ふぅ、危ない危ない。
結局、前日買ったクッションカバーの中身とセールのランチョンマットを買って、早々に退散。
でも、イケアに行って手ぶらで帰って出られないあの魔力は健在でした。
以前、イケアの人に聞いたところによると、あそこの売り上げのほとんどは家具というより、こういった低価格の小物類なんだそう。
「あら、お安い」と喜んで、つい多めの点数を購入する客が多く、その売り上げが経営を支えているというお話。納得です。