通天閣

先日、「大阪通天閣とその周辺のええとこを紹介する!」というロケがあり、通天閣に久しぶりに登ってきました。
そこでスカイウォークというイベントに参加。スカイウォークとは通天閣の展望台から1階下がった階にある通常はメンテナンス作業時に使用する外付けのベランダに出て、ぐるっと一周できるというアトラクションの名称。

地上75メートルにある通称「のど仏」という貼りだしたベランダは床が工事現場にあるようなスノコ状になっていて、下が透けて見える!

一応フックの付いた命綱はつけるのですが、なんとその命綱は手すりに渡した少し緩んだロープに掛けるだけ。
しかも、もともと、そんなことをするために作った手すりじゃないからコーナーごとに自分で一度フックの金具を外して少し先の命綱にまた自分で取り付けるという仕様です。
一応ガイドさんは、付くには付くのですが、ダジャレを言って笑ってばかりであんま役に立ちそうにない(笑)。

昔ニュージーランドでの取材で渓谷に飛び込むバンジージャンプにトライした際、テレビ用にと「いや~ん、こわ~い」と大げさに騒いだ結果、本当に怖くなってきてしまって5分後には足が動かなくなってしまったことがあります。
今回はテレビだろうがなんだろうが必要以上に怖がらない、「絶対に」下を覗かないという気持ちで臨みました。
一緒に登ったのは通天閣の地下にある歌謡劇場で歌っている、通天閣のおやゆび姫(これもすごいキャッチフレーズやね)こと吉野悦世さん。風にお振り袖(この状況に振り袖かよ!)の袖がひらひら舞って必要以上に負荷がかかってそう。

通天閣を一周といっても結構距離はあるもので、天王寺動物園や公園が見えていた辺りは楽勝でした。だって緑はあるし、こう、気分も少しリラックスできそうな感じ?
「もうすぐ終わりだな」となんとなくそんな気配を感じたときでした。

人間というのは不思議です。「絶対に」下を見てはだめだと思えば思うほど、見たくなるもんなんですわ(笑)。
魔がさしたというのでしょうか。ふと、下を向いてしまったのですね。
ああああああああああ、人ン家の真上~~~~。
ちょっと目まいがしそうでした。腰のあたりがムズムズします。はらはらはら~。
そこでコメントも早々に、急いでそこを離れたのでした。
少々怖かったけど、いやいや、久しぶりにいい意味の大阪らしいおおらかさに触れた気がして楽しかったです。この日本にまだこんな「ええ加減な」セキュリティーで体験させてくれるところがあろうとは。
プライベートで今度行くことがあったら、一度思い切り下を覗いてみたい、なぜかそう思いながら通天閣を後にしたのでした。

 

カテゴリー: 未分類 パーマリンク