沖縄で行われている沖縄国際映画祭で上映された「八星抱喜/All’s Well End’s Well 2012」(原題)を観に行きました。本当はアン・ホイ監督の「桃姐」やインド映画など他の作品も観たかったのですが時間がどうしてもあわず断念(涙)。ほんま、那覇で映画1本だけ観てタッチアンドゴーですわ。1泊しましたがいつも東京で持ってるバッグひとつで行きましたよ。仕事だと「海外旅行ですか?」と同じマンションの住人さんに言われるくらいの大荷物なのに(笑)。
今作「八星抱喜」は、なんていってもドニーさんがいきなりギターを掻鳴らして、あのサミュエル・ホイのヒット曲を熱唱してるわけですよ。彼はこの映画のために指先の皮がむけるほど必死に一からギターの練習をしたそうです。この機会を逃がしたら一生スクリーンでなんか観られまい。
ひょっとしたら日本語字幕もないかも、なんて覚悟してたら、ちゃんとついてました日本語字幕。
しかもすごくマトモ。よかった!
それにしても会場にお客さんいなかったです・・・。全部で20人くらい?スカスカ(涙)。
せっかく陳慶嘉(チャン・ヒンカー)、秦小珍(ジャネット・チュン)ふたりの監督の舞台挨拶まであったのに、もったいない。とほほ。
以前、北京や香港で行われたプレミア上映の盛況ぶりをニュースで見たことがあります。自国とこの日本との激しい温度差に監督はガッカリしたかもしれませんね、ごめんなさい。
別に自分のせいではありませんが、なんだかとっても申し訳ない気分(汗)。
インタビューの内容でおもしろかったのは2人も監督がいるから、てっきり別班で撮影していたのだと思いきや、実は最後まで一緒に撮影していたらしいです。
で、陳慶嘉(チャン・ヒンカー)監督が女優担当で秦小珍(ジャネット・チュン)監督が男優担当という役割分担だったのだとか。
「この映画を観て自分の大切な人をあらためてハグしたくなるような気持になってくれれば嬉しい」と少ない観客に対してでしたが、ニコニコと話しかけてくれたおふたり。そのお顔を見てこっちは、一気にえこ贔屓モードに突入です。
↓左、秦小珍(ジャネット・チュン)監督、右が陳慶嘉(チャン・ヒンカー)監督
こういう映画は贔屓気分が一番。いや、むしろえこ贔屓でもないと正直キツイかもしれない。
なので、このレビューも「超えこ贔屓」モードですよ、念のため。
あらすじとか、たまには書いてみましょうか。多分、いやきっと、ううん絶対に、ネタバレしてしまうと思いますので、ご了承くださいませ。(長文注意!)
ある日、ひとりの女性が「世の中には男手を必要としてる女がいて、暇を持て余している男が一杯いる。じゃあ、そんな人達の橋渡しをするサイトを作ったらどうだろう」と思いつきます。報酬も見返りもなし。ただ最後にお礼にハグしてもらえるというボランティア。その名も「抱喜.com」
これは、そのサイトを通じて知り合った8人の男女のものがたり。
まず8人のスターの組み合わせ。
・古天樂 (ルイス・クー)×陳慧琳(ケリー・チャン)
ルイスはヘンな英語を喋る工事現場の親方。脳味噌まで筋肉でできているような男です。カメラマンのケリーが、そのサイトでモデルを捜しているのを知って応募しました。
いきなりヌードになれと言われ慌てるルイスがまず笑えた。相変わらず芸域広いわ~ルイス・クー、大好き。
しかし出来上がった写真を師匠(鄭中基/ロナルド・チェン)に見せたら「モデルはいいけど、デキがイマイチ。彼がもっとカメラを愛するように仕向けなきゃ、カメラを愛すると言うことはカメラの奥にいる君を愛するということだよ~ん、いっちょやってみたら?」と言われ、いい写真を撮るためにルイスを誘惑することに。
ただでさえ自信過剰のルイスはすっかりその気。
同じ工事現場の仲間で林雪 (ラム・シュー)が登場。もうねこのラムちゃんが可愛いのなんの(笑)。彼女をどうやって口説いたらいいかと相談されて「彼女とまだ寝てないなら、その気持ちを匂わせたプレゼントをしないと」などとアドバイス。
で、ルイスはケリーとのレストランのデートにマットレスにリボンをかけて持ってきちゃう。
ははは、ベタだけど笑った。
とうとうケリーの写真展で舎弟を(この時のラムちゃんがまた素敵!)引き連れたルイスはバラの花束を抱えて彼女に告白。しかしケリーに「ごめんなさい、いい写真を撮りたいだけだったの」と真顔で言われ、舎弟の手前面子丸つぶれのルイス。ああ、かわいそう。
でも、結局はケリーも自分の気持ちに気がついて・・・。
ちなみに白いジャケットを素肌に直接着る、というルイスの衣装のコンセプトは、ドニーさんのアクションブックの表紙にもなってる例の写真にインスパイア(笑)されたんですよね?ね?
素肌に白ジャケを直接着るナルはそんじょそこらのナルじゃありません。笑かしていただきました。
こちらはカップルじゃなく、疑似親子。
離婚専門のやり手弁護士レイモンド・ウォンは自分も離婚したばかりで娘から嫌われている身。そこで見つけた「父親募集」の文字。
相手は大富豪のひとり娘ヤン・ミー。死んだ父親の遺言で25歳までに結婚しないと莫大な遺産は全額寄付されてしまうという。候補は3人いるのに絞り切れない。間近に迫る誕生日、そこで彼女は父親代わりにその中から結婚相手を選んで欲しいと依頼してきたのです。
あの手この手で3人の男を試すレイモンド・ウォン。
2人は金持ちのボンボンで1人は普通の男。
最後彼女が選んだのは?ダメ親父はもう一度自分の家族に迎え入れてもらうことができるのか?
・杜汶澤 (チャップマン・トウ)×熊黛林 (リン・ホン)
登場したチャッピーのビジュアルと仕草に笑います。もうね、ピーター・チャン監督に似すぎ(笑)。ピーターとサンドラ・ンの子供が彼を見て思わず「パパ!」と言ったとか言わないとか。
彼の役は恋愛小説家。しかもペンネームが「傾城武」て(笑)。
自分の容姿にコンプレックスを持っている彼は盲目の女性、リン・ホンの恋愛気分を味わいたいという願いをかなえることに。
色々趣向を凝らしてデートを重ねるうちに、自分の容姿を気にしない彼女に安心を覚えます。
そしていつも自分をバカにしてる友人たちに彼女をお披露目するのですが、売り言葉に買い言葉、アホな事に彼女が盲目であることを隠すのですね(この辺り、かなり無理があったかな?せっかくいいキャラだったのに勿体ない)。
当然、そんなことが上手くいくわけもなく、「ごめんなさい」と席を立つリン・ホン。彼女を失って初めて彼は本当に愛していたことを知る・・・。
やがて彼女にドナーが見つかり手術を受けて目が見えるようになったから大変。見えないのをいいことに、さんざん「俺はカッコいい」と吹いていただけに、こんな不細工な俺では嫌われる!と慌てるチャッピー(おい!いくらなんでも、それはピーター・チャンに失礼だろ!と観た人のほとんどが突っ込んだはず)。
さて目の見えるようになった彼女が彼の姿を見た結末は。
・甄子丹(ドニー・イェン)×呉君如 (サンドラ・ン)
↑右はチャッピーじゃなく、陣中見舞いに来た本物のピーター・チャン(笑)
譚冠栄(ドニー)は過去にモーメントというバンドで、ちょいとばかしヒットを飛ばした経験を持つ歌手。しかし今ではすっかり落ち目。
このドニーさんのビジュアルが思いっきし、若き日の歌神で俳優のサミュエル・ホイ。
サミュエルに似たマッシュルームみたいなウイッグが微妙です、カワイイです。
一応スッチー(死語)のガールフレンドもいるけど、彼女から一方的に漂う倦怠期の香り。「いっそボランティアでもやれば?」と言われて、ネットで検索したら抱喜.comに辿り着き質問事項に答えるドニーさん。年齢を訊かれて「う~ん」と唸った挙句「27歳!」とキーボードを打つ。ちょ!
このシーン、後ろの壁に自分の写真や記事が貼りまくってあるのにまず注目。なかには実際の昔のドニーさんの写真なんかもあってニヤニヤ。そのなかに地味にブルース・リーのトラックスーツがちらりと。お約束お約束。
部屋にはデヴィッド・ボウイのアラジン・セインといった懐かしのポスターがあったり、着てるTシャツがストーンズ、ビートルズやベルベット・アンダーグラウンドだったりと美術と衣装、分りやすすぎます。が、どこ見ていいのか、かなり動体視力を試されるこのアパートのシーン(笑)。
そんな彼が出逢ったのが、サンドラ扮する宋秋波。彼女はかつてアイドルコンビグループの歌手でした。
実は彼女、デビュー前にお世話になった歌の先生との食事会に出る予定だったところDV彼氏に追い出され、その会に一緒に出席する恋人役を求めていたのです。
「ボロ出さないでよ、あなたは富豪の男ってことなんだから」と釘を刺されるドニーさん。
彼女が見栄を張る理由はただひとつ。そのコンビの片割れで今や大スターとなった女へのライバル心から。
「女の幸せは、やっぱりパートナーよねぇ。彼ったら道を歩きながらも私にキスしたりするの~」
それを聞いたドニーさんの顔(笑)。
しかし、そこでドニーさんがそのスター歌手のバックボーカルで参加していた事がバレ、サンドラはとんだ恥をかくことに。高笑いの元相方。
傷心の彼女は行き場もなく、結局ちゃっかりドニーさんの部屋に転がり込むことに。
そこへスッチーが来ちゃったもんだから、まいった!
サンドラを隠すのに必死になってるうちに、彼女から「他に好きな人ができたの」と告白されてしまうドニーさん。ガールフレンドは冴えない落ち目の歌手を捨ててファーストクラスに乗ってくる他の男に乗り換えてしまったのでした。
そのうえ、昔のバンド仲間はすでに音楽を捨てバリバリのビジネスマン。飲みに行っても携帯やi-padを駆使してのお仕事に余念がない。
「いや、本当に人間らしくない生活で嫌になっちゃうよ」とは口先ばかり。裏では「アイツのあのカッコ、古臭ぇ、いつまでもガキみたいだなぁ、大人になったらやっぱ夢より金がいいに決まってんじゃん」と陰口を叩かれる始末。
いくらポジティブなドニーさんとて、このダブルパンチは効きました。
「彼氏と仲直りしたの」と出て行こうとするサンドラに「暴力男の元へか?」と引きとめようとします。
「いいのよ、元歌手って言ったってどうせ自分は負け犬、だって彼おこずかいくれるし。わざと殴られたりすることもあるのよ、その後モノ買ってくれるから」などと言うサンドラ。「君にはプライドはないのか?そんな生き方でいいのか?」と言う彼を残して部屋を出る彼女。
ぽっつり「今夜はひとりになりたくなかったのに」と涙を流すドニーさん。
と、ドアが開いてサンドラが戻ってきます。
「笑ってくんなきゃ、このまままた出て行くわよ」
その言葉を聞いて微笑むドニーさん、なかなかよい演技でございました。
そしてある日の朝、ドニーさんがサンドラを叩き起こして拡声器で叫びます。
「おい、ミュージカルの男女ペアのオーディションがあるぞ!」
嫌がるサンドラにハッパをかけて特訓するドニーさん。俺たちは負け犬じゃない。
いよいよオーディション当日。
若いミュージシャンに囲まれて居心地の悪い2人。とうとう自分達の番、と思いきや、審査員のなかに例の元相方を見つけるサンドラ。「やっぱ無理!」と楽屋に駆け込んでしまう。
しかたなく舞台に上がるドニーさん。
たった1人で歌い出す「My Friend 今天你如何難得一起齊高歌這歌・・・」
途中で歌うのをやめ、「どんなに負け犬と笑われようが、自分は夢をあきらめない」とその場にいない彼女に気持ちを語り終えたとたん、それを聞いていたサンドラがマイクを握り登場。
途中で自分、気がつきました、アレンジは変わってますがこの曲、映画「Fame」(80年、アラン・パーカー監督)のクライマックスに歌われる「I Sing The Body Electric」(でも歌詞は広東語)じゃないか!!!なんというドストライクな!!!!
もうね、この瞬間、私の興奮はマックスに達してしまいました。
夢を捨てない中年男女の再起を図ったステージで歌う曲が、NYの芸術学校に通う若者たちの青春を描いた物語のハイライトのこれですか!
あかん、まさかこんなシチュエーションでFameが来るとは想像だにしなかったので、恥ずかしながらぐっときて、ちょっぴり泣いてしまいました。
2人の素晴らしいパフォーマンスに審査員はもちろん、楽屋にいた少年少女たちも出てきて大喝采。これは合格?と思いきや、実はそのオーディション、自分達の受けるはずだったものとは違っていた、というオチ。
ベタや・・・クラクラするくらいベタ展開で、全編ひたすらベタ道まっしぐらでございます。
でもこのオーディションのシーンは最高によかった。特にドニーさんの舞台での台詞。
ま、なんというか自分、実はドニーさんと同い年でして。いい大人なのにまさに譚冠栄みたいな格好してフラフラしてるし。山あり谷ありの人生も、半分以上はとっくに過ぎてるわけです。彼のあのポジティブさにとても勇気づけてもらいました。とにかくドニーファンは必見です。
昨年の旧正月映画「最強喜事」では例の葉問セルフパロディや、同じく葉問を演じるトニー・レオンのパロディを嫁のカリーナ・ラウと一緒にやってのける、など見どころは充分あったものの、なんとなくレビューを書きそびれておりました。
新作を撮る度に、毎回「今までの自分を乗り越えるために努力する」と話すドニーさん。「八星抱喜」はそれまでの自分を鮮やかに乗り越えました。
企画の段階では違う設定だったようですが、売れないミュージシャンにすると決めたのは自身だそうで。
香港コメディは得意じゃありませんが、ここまで振り切ってくれれば文句なし。それを観ることができただけで、えこ贔屓するドニーファンとしては満足です。ギターや歌など、忙しいなかの練習はさぞ大変だったでしょう。
とはいえ、ご本人はインタビューで「オレはもともとコメディセンスあるんだぜ!」と威張ってましたが(笑)。苦労したダンスシーンは、相当カットされたらしく残念がってると、どっかで読みました。ここは是非発売されるソフトのメイキングでフルに見せて欲しいところですね!
ストーリーはまぁ、なんだ、全体的に昭和のつまらない少女漫画みたいなキャラクターの記号化とノリで、合わない人には全然面白くなくても不思議はない。登場する人物の出で立ちや役名も歌も、元ネタが結構あるようで、それが分らないと一層キツイのかもしれません。自分も、ほとんど分りませんでしたが、気がついたのや調べて知ったことを少し。
帰って確認したところ、ラストで感激した「Fame」の「I Sing The Body Electric」、実は香港で1986年に陳潔靈と葉德嫻がカバーして大ヒットしたそうです。そのカバーのカバーをドニーさんとサンドラが歌ったというわけ。葉德嫻(デニー・イップ)といえば、まさにこの沖縄国際映画祭で観たいと思っていた「桃姐」で沢山の国のさまざまな映画賞で主演女優賞を獲ったお人じゃありませんか!こちらの2人のカバー曲「千個太陽」がアレンジを含めすごくいい。名唱です。
そういえばドニーさんの役名の譚冠栄は譚詠麟(アラン・タム)と許冠傑(サミュエル・ホイ)と張國栄(レスリー・チャン)を足したのだとか。微博(中国のツイッター)で読みましたよ。そんなのネタ明かししてくれなきゃ絶対に分らないよ。
それと冒頭の夢のシーン。
あれは陳奕迅(イーソン・チャン)のパロディだそうです、前にこんな記事を見つけました。
名前といえば、サンドラ・ンの元相方の役名が黄丹菲。菲菲(フェイフェイ)とか呼ばれてて、もうね、どう考えても王菲(フェイ・ウォン)にあてこすってる(笑)演じるのはチャップマン・トウの奥さん田蕊妮(クリスタル・ティン)。
彼女がとってもよかったわ~。ちなみにこのアイドルコンビの歌っていた曲も元歌あり。
歌つながりだと、ヤン・ミーが選んだ男、劉子千(ジェレミー・リウ)。
彼は台湾の歌手ですが、劇中でも歌われる「唸你」というナンバーのそのスゴイ歌い方と微妙なMVが人の心をとらえ、瞬く間にネットによって中華圏で大人気を博したという迷曲。 2011年度の大ヒットを記録しました。 このMVマジヤバいです(笑)。5回も聴いたら頭にこびりつくこと必至。
スッチーのガールフレンド役はやはり台湾の女優、應采兒(チェリー・イン)。この人の御主人は陳小春(ジョーダン・チャン)。16歳くらい歳が違うカップルです。だからこそ40男のガールフレンド役のオファーが来たのかな。
突然登場して「エディソン、なぜ私を捨てたの?そしてどうして私の写真を撮らなかったの?」と例のエディソン・チャンを皮肉るのは余慕蓮(モーリン・ユー)。70年代からドラマに出ている超ベテラン女優。
そして冒頭、抱喜.comを考えつき、最後にレイモンド・ウォンの別れた妻だったというオチの女性は、中国の国民的歌手の龔琳娜(ゴン・リンナ)。前作の「最強喜事」でチャッピーが女装して歌った「忐忑」は彼女の2010年の大ヒット曲。神曲と中国で呼ばれているくらい超絶技巧の歌です。
翌年のこの映画ではその本人がいきなり登場したのでクスっとしてしまいました。
そうだ、元バンド仲間のキーボードに谷徳昭(ビンセント・コク)が。ひと目でわかる。あの風貌で携帯をかけまくる不動産屋は生々しくて可笑しかったです。
とにかくこの映画は好き。ドニーさんめちゃキュートです。
弾けきった彼がまさにこの映画を牽引したと言っていいでしょう。自分にはオーディションのシークエンスだけでお金を払う価値が充分にありました。同年代はホロリとくるかもしれません。
ドニーさんとサンドラのユニット名は90年代生まれの人を表す「90后」ということでしたが、どう見てもあなたたちのやってることは80年代(笑)。
この先、悲しい事があったら、何度もこのシーン観ようっと。
関連動画、すごい数になりそうだ。
八星抱喜トレーラー
八星抱喜メイキング
甄子丹演唱-天才與白痴
その原曲、許冠傑(サミュエル・ホイ)の天才與白痴(もともとは同タイトルの映画のテーマソング)
甄子丹演唱-天才白痴夢
その原曲、許冠傑(サミュエル・ホイ)の天才白痴夢
自分はこの歌がすごい好きでして。これをドニーさんが歌うと知って小躍りしましたよ。名曲だけに色んな人がカバーしています。
陳百強-天才白痴夢
SOLER–天才白痴夢(めっちゃいい!)
張惠妹-天才白痴夢(この曲をスター誕生みたいな番組で歌って本当にスターになった歌手)
天才白痴夢-鄭中基(新世紀Mr.Boo!ホイさまカミさまホトケさま挿入歌)
農夫-天造之材(原曲天才白痴夢)
ある意味この映画、音楽劇とも言えるわけで
吳君如&田蕊妮 – 甜蜜如軟糖
その原曲、陳秀雯 甜蜜如軟糖 1983
劉子千-唸你(怖いもの見たさでどうぞ、ギャグじゃないんす、真剣なんです!)
「八星抱喜」主題曲/抱喜-ケリー・チャン(粵語)
龔琳娜-忐忑(これ古曲じゃありません、夫であるドイツ人作曲家の作った新曲)
おまけの女装チャップマン・トウ忐忑「最強喜事」メイキング
Fame(1980)トレーラー
Fame 1980 I Sing The Body Electric (当時このサントラを何度聴いたことか)
その広東語カバー、千個太陽-陳潔靈&葉德嫻
最後になりますが、会場となった桜坂劇場はとてもいい映画館でした。
なんというか映画に対する愛情が、ほんわか伝わってくるような 。
色々面白い企画とかもされてるようで。どんどん映画館がなくなっていく昨今、どうかずっと素晴らしい映画を上映し続けて欲しいな、そんな風に思いました。
はじめまして!マイミクさんからこのブログを紹介され、飛んで来ました。
いやはや、飯星さんがこんなにも香港映画にお詳しく、
またキョーレツな愛をもって語られているなんて、本当に驚きです!
僕は、子供の頃からホイ兄弟が好きで、サミュエル・ホイの歌をカラオケで歌ったり、応援ブログなどを書いたり
大阪で「香港電影BAR」のオープンを画策したりと、香港映画三昧で暮らしております(笑)
いま沖縄にはマイケル・ホイ先生が審査員で来日されていますが、飯星さんと接触は無かったのでしょうか、気になります(笑)
また遊びに来ますね!お仕事頑張ってください!
長文失礼しました!
きんこんさま
はじめまして!
香港映画は残念ながら詳しいわけじゃありません(汗)
ただ、気になると調べちゃうんですよね、だから色々書いてるのはそれを忘れないための自分のメモみたいなものです。
マイケル・ホイさんが審査員でいらしていることは知っていましたが、残念ながら会場がまったく違う場所でした。
なので、ニアミスもなく・・・。
また遊びに来てくださいね!
はじめまして。
沖縄国際映画祭のドニーさんからたどり着きました。
余りに深い解説…オタクすぎます(笑)
おかげさまで関連リンク探す手間が省けました。
ところで、別会場で「八星抱喜」と「桃姐」を観たのですが、
スタッフに囲まれためがねの香港人っぽい顔の男性…、
たぶん許冠文先生ではなかったかと。
近づけなかったのが残念。うっうっ。
これからもがんばってください!
更新楽しみにしています。
はなこ@沖縄さま
マイケルさんに近づけなくて残念でした。
「桃姐」よかったですか?映画祭でも予想通り受賞したようで。日本で公開してもらいたいですねぇ、こんなに評判がいいんですから。
「八星抱喜」はさすがに公開はないだろうと覚悟しています。
でも自分みたいに字幕が読めなくても香港からソフトを買って無理やり観る人は多いでしょうから、そんな人のために日本語字幕で見ることができた自分があらすじだけでも書いておけば、縁あって立ち寄った人が助かるかな、と思いまして。自分もそういった先達のサイトに随分助けて頂きました。
そしたら、いきなりバカみたいな長文に(汗)
先日「イップ・マン 誕生」鑑賞してきました。
何かデニス・トーの姿を観ていて新しいスターの誕生の瞬間だなーとしみじみ。
ルイスの役回りが哀しかったですが
何よりしょっぱなのサモ・ハンとユン・ピョウの目隠し手合わせで拝み泣きしました。(笑
「八星抱喜」公開してほしいなぁ。
ボリウッド並みのダンスシーン、観たいです。
せめてビデオスル―だけでも!!
こんばんは・・。まだ外はちょっと明るかったりしますがね。
実は「きんこん」さんに、このサイトを紹介したのは僕です。きんこんさんがホイ3兄弟が大好きなのを知ってるので、この記事読んだらきっと喜んでくれると思って急いで連絡した次第です。
どこかで聞きましたが、キャパ1000人の会場に関係者らしき人25人くらい、一般の客25人くらいしか居なかったと聞いています・・。舞台挨拶を済ませたら関係者はスーッといなくなったのだとか・・。とても面白そうな映画なのに何だか勿体ないような気がしますね(泣)。
どうかDVDで発売されますように・・。
SPUTNIK さま
サモ・ハンとユン・ピョウの組手よかったですよね!自分もあそこでコーフンしました。あと葉準さんとのシークエンスもすごかった!デニス・トーくんはあのお祭りのシーンが大好きです、かっこいい。
「八星抱喜」は、DVDスルーでいいから日本に入って欲しいです。
「捜査官X」が大ヒットして、どさくさに紛れてどっかが出してくれる、とか妄想したいところですねぇ。沢山の人に、あのポジティヴおバカでキュートなドニーさんを見て頂きたいです。
岐阜の『ともっち』 さま
キャパ1000人って、なんて無謀な。ひょっとしたら100人弱程度の所で観た自分は、むしろラッキーだったのでしょうか。
ホイ兄弟といえば・・・先日微博で、「いま聴いてる歌」と一言コメントしてドニーさんがアップした歌詞。それは、サミュエル・ホイ作詞でレスリー・チャンが歌った「豐霞メ是金」。(サミュエルともデュエットしてるはず)
その日は丁度レスリーの命日、4月1日でした。
トラブル続きのドニーさんだけに、この歌を聴いてるのか~と、なんか溜息が出ましたわ。
それにしても歌詞ってすごく難しいですね、短くて。特にサミュエルの歌詞は難解でぼんやりと雰囲気しか理解できない。語学ができないのが無念であります。