世界らん展日本大賞2012

先週末、母親と東京ドームで開催された「世界らん展日本大賞2012」に行ってきました。

園芸ファンって多いだろうと漠然と思っていたけど、蘭はそのなかでも人気が高いんでしょうね、結構な人出。思えば、ここには野球を見に100回近く来てるはずだけど、この球場のグラウンドレベルに降りたのは初めてかな?

いや、待てよ、そういえば何年か前にモルツ球団かなにかそういうOB戦の取材で降りたことがあるよ。生シピンに感激したり、村田兆治さんにお話を伺ったりして鼻血でそうなほど興奮したんでした。

仕事柄、時々こうして往年の名選手にお目にかかる機会をいただけたりしますが、ご挨拶をする際に「本当に君は野球が好きなのか?」という相手の雰囲気を感じることが時々あります。
この時の村田さんにも、ほんの少しそんな警戒心があったような記憶。
でも、私はその少し前にマスターズリーグで村田さんが138キロのストレートを投げたのを目撃しましたからね。

「実は、この東京ドームで村田さんの138キロ見ました!」と言ったところ、空気が一変、ニッコリしてくださって、すごく嬉しかったのを覚えています。
なのに肝心なお話した内容を思い出せない。ものすごく緊張していたか、ものすごく興奮していたのでしょうか。ああ、もったいない。

そういえば、タイガース18年ぶりの優勝への期待に関西中が湧きかえっていた2003年。
大阪の局でタイガース特番に出演した際、エレベーターでご一緒になった中村勝弘さんに「タイガースファンとか言ってるけど本当なの?」と訊かれたこともあります。

松村邦洋さんなら、そこで「千葉県山武郡九十九里町出身、成東高校から早稲田大学、71年にドラフト2位でタイガース」くらいはスラスラ言えるんだろうけど(笑)当然自分にはそこまでのスキルはなし。そこでせめてもと「セカンド、中村勝弘、背番号14」とウグイス嬢の真似をしてご理解いただきました。

あ、らん展の話をするつもりが、なんか全然違う方向にいっちゃったわ。
母親は何度も来ているそうですが、私は今年が初めて。
あんなにたくさんの蘭の花を見たことなんてありません。壮観。
なんだかあまりの量と美しさに途中から「本物」に思えなくなってしまったほど。
不思議な感覚です。

美しすぎるものを見ると圧倒され過ぎて、時々実感が湧かなかったりするんですよね。なんだか、また同じことを思ってしまった。

らん展にくるまでは、蘭のことなどほとんど考えたことはなかったし、恥ずかしいくらい何も知りません。世界に700属以上、15000種もあるそうじゃありませんか。と、いってもこれが多いのか少ないのか普通なのか、その比較もできないけど。

蘭好きといえば、レックス・スタウトの推理小説の主人公、ネロ・ウルフ。
ふと思いましたが、なんとなく蘭好きに対してのイメージって彼の影響も強いのかも。

 

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