85年優勝ユニフォーム

長年プロ野球を見ていると選手の解雇はもちろんのこと、トレードでシーズン中に突然違うチームのヒトになってしまう、なんてこともよくあります。
タイガースでのトレードで記憶に残るひとつと言えば、やはり78年の田淵、古沢―若菜、真弓(現監督)、竹之内、竹田の太平洋クラウンライター(西武)とのトレードでしょうか。
75年、江夏投手を南海にトレードされ、それだけで心が折れそうだった少女が、よくぞここでタイガースファンを辞めなかったと思います。

今のように情報が少なかった時代、理由も分からなかった当時の私は、その後もトレードで来た新しい選手を応援するくらいしかできませんでした。
そして、そんな複雑な感情のなかでも、トレードで来た若菜真弓竹之内の三選手がやたらタイガースのタテジマが似合っていたことだけはよく覚えています(笑)。

不思議なことにタイガースに新しく加入した選手でも、タテジマが似合う、似合わないというのはあるようで・・・。
今やアニキとしてタイガースファンの信奉を一身に集める金本選手も、ユニフォームに馴染むのには、かなり時間がかかったような気がします。

反対に初めて見た瞬間から「この人は似合ってる!」という選手もいて、最近では今年加入の久保投手。まるで何年も前から着ていたかのような違和感のなさ!そこに目をつけられたのか、今年の交流戦ユニのお披露目モデルに抜擢された彼。納得です。
その久保投手が先発した今日の日ハム戦、ブラゼル叔父貴のHRを皮切りに連打、HRで逆転。その後を、渡辺、ウィリアムス、アッチソン、そして藤川球児の四投手の実に懐かしい王道リレーで勝利です!
前半苦労しただけにおめでと~、久保投手!

それにしても今シーズンの交流戦ユニ、あれでよかったんでしょうか?いくら85年優勝バージョンとはいえ、我々にとっては、まさにその後の暗黒ユニ。
ただでさえタイガースユニが似合うまでに時間のかかった金本選手。交流戦タテジマ帽子の似合わないこと(笑)思わずご本人にメールで聞いちゃいましたよ。
「今までの野球人生で白い帽子っていつ以来っすか?」
ご本人の答えは「中学の野球部以来(笑)」。
さもありなんでございま~す。

 

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