飲む前にへパリーゼ②

先日、フリーマンの筒井修社長が京橋にある中国湖南料理「雪園」というレストランで(美味しかった)続・香港映画の夕べを開催してくれました。
メンバーは前回も参加してくださった映画監督の中田圭さん(Nさんとは彼のこと)と評論家の宇田川幸洋氏。うお~、すごい。筒井さん感謝。

筒井さんは以前、松竹富士にいらしたことがあって、同じ時期デビューしたばかりの自分も松竹芸文室に所属していたために、実はそのころからの顔見知り。
またこういう形で接点があるとは縁って不思議。

香港や中国映画の話をしていて面白い、というか大変なのは、タイトルや名前を何度も言わないとすぐにピンとこなかったりするところ。
おまけに自分、まったく違う読み方で覚えている有名作品もあることが発覚。
いやはやお恥ずかしい。

そのタイトルですが、みなさん英語、広東語、中国語の日本語読み、そして日本語タイトルと結構バラバラで喋っていたりして、自分のようなニワカだと何度も「それ、別の呼び方だとなんですか?」と聞き直したりしなくちゃならなかったり。
俳優名も原語ですらっと言われると「????」のことがあって漢字を教えてもらってやっと誰か理解できたり。今更ながら、文字で覚えてる人とか作品の何と多いことか。みなさん、ご親切にありがとうございます。

それにしても、昔の映画のお話が楽しかった。
もう、私なんか口あけてポカンですよ。何百回「へぇ~」と言ったかわかりません(笑)。

キン・フー監督の作品も今、日本で見られるソフトはとても少なくて、それすらプレミアがついてしまっているので、なかなか機会がないのですが、それでも何本か観たなかで題字やクレジットは監督自身が書いているということを確認できたりして嬉しかった。

そうだ、以前上海ドラゴン英雄拳の時に浮かんだこと、「当時の劉家良がどれほどアクションシーンにおいて権限があったのか?」ということを質問してみたのですが、そこはみなさんにもハッキリとは分らないことのようです。
「チャン・チェだしなぁ。カメラは日本人カメラマンが手持ちで撮ったり、色々工夫してたから、今とは事情は違うんじゃないかなぁ」というご返事でした。

うーむ、やっぱりどっかで資料とか捜してみないといけない感じ?
まずは中国CCTVで放映された「中國武菫黴€電影人物誌–洪家拳劉家良」という番組動画を本腰入れて見るしかないか。
あれ、簡体語の字幕付いてるけど、画質が悪くて字の識別が難しいとこがあるんだよなぁ。
(30分以上あるインタビューをまたチマチマ手打ち翻訳するのかと思うと、ちょっとたじろぎます)

とにかく夢のような楽しいひとときでした。みなさま、本当にありがとうございました!

フリーマン筒井修氏ブログ(すんばらしい情報量)
映画監督中田圭氏ブログ
宇田川幸洋氏、山田宏一氏共著「キン・フー武侠電影作法」

 

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