毎年、約20試合前後は球場に足を運びますが、仕事の都合上、どうしても同じ曜日に偏ることが多いんですよね。
今年は週末が多く、ゆえに気がつくと能見、福原投手の登板日ばかり。
い、いや、別に両投手がイヤと言うわけではなく(笑)たまには下柳投手とか久保投手のピッチングを生で見たいじゃないですか。
下柳投手と言えば、最多勝をとった05年でしたか、見に行った試合の8割が彼の先発だった年がありました。
当時は、ドームハマスタ神宮のほとんどを外野スタンドで観戦していたので、レフトからの角度で下さんの背中ばかり見ていたことになります。
ひとり高いマウンドで42番をこちらに向け、下に垂らした左手を少し曲げた状態でバッターに対峙する後ろ姿。
面白いもので、顔が見えるより、むしろ背中だけ見ている方が呼吸の具合や感情が分かる瞬間があります。
まるで時代劇の殺陣シーン。その姿は、相手の出方を見ながら刀を抜く間合いをはかる素浪人、三船敏郎のようにカッコよく、何度も惚れぼれしたものでした。
しかしそれは、いわゆる良いときの下サン。反対に、調子の悪いときの彼は、自分に腹を立てているのでしょう、イライラカリカリ、誰がいったか知りませんがまるで「パドックをぐるぐる回る馬のように」マウンド周りをぐーるぐるぐーるぐる(笑)。
4回途中で交替した今日の試合も、見事にそんな下柳投手でした。 思えば前回の投球内容も、こんな感じでしたねぇ。
毎年夏には急に打たれたりするのを、ある程度覚悟はしていますが、今年はすこし早いような…。
うーん、完投をふくめイニング数が多いことが関係しているのでしょうか?
とっても心配です。