先日、ネットをウロウロしていたら懐かしいバースの映像にたどり着きました。
地上最強の助っ人ランディ・バース、彼の85年優勝までのHR51本を連続で。
いやぁ、あらためて見たらエグイわぁ~ほんと。
20年以上の歳月を経てもなお、あのパワーを見て不覚にもつぶやいてしまったほどです。
「今、バースがおったらなぁ」。
思い返せばタイガースで私が最初に好きになった外国人選手は、おそらく75年のアルトマンさんでしょう。ロッテで大活躍し、のちにタイガースにきた「足長おじさん」。選手と書かず、あえて「さん」づけで呼びたくなる紳士でした。
続いて記憶に残っている選手は76年来日のマイク・ラインバック選手。
シュアなバッティングが持ち味でガッツプレーが目立ちました。
5年間で平均打率.296HR94本。立派な成績です。バースとまで言わないまでも、せめて「ここにラインバックがおったらなぁ」です。
後はキーオ投手、そしてオマリー選手などが印象に残っているでしょうか。
しかし残念ながら80年代から90年代にかけての助っ人は、そのほとんどが神のお告げだの、顔も覚えてないのに「打ってグレイグ、たのんマース」というスポーツ紙の見出ししか記憶にない選手だの、退団または解雇しては緊急補強の繰り返しで、もう笑い話の域。
2000年代を迎え、やっと頼れる選手達が登場。
なかでもジェフ・ウイリアムス投手はずーっとお気に入り。
気がつけばジェフもさ来年には日本人枠登録ができるほど長年日本で、いや、ずっとタイガースで活躍してくれています。しかし寂しい事に最近は以前のような躍動感が薄れ、安定感に欠けることが多くなってきてしまいました。
今日の楽天戦では8回に登板。
彼の場合、とりあえず1人目を簡単に押さえられるかどうかが鍵。どうやら昨日は「よいジェフの日」だったみたいで無事に藤川投手へ勝利のバトンを渡すことができました。
中継ぎ全員にミサンガを送ったりスタッフにピザを差し入れたり、ブルペンのリーダーでもあるジェフ。私は、そんな彼が在籍している間にもう一度優勝してもらいたい。
そしてもしユニフォームを脱ぐ日がくるなら、チームに大いなる貢献した誰もが成しえなかった外国人選手としての初の引退試合を、甲子園でファンに見守られ迎えてほしい、いちファンとして切にそう願ってやみません。