ステルス戦闘機

昨日、ミヤネ屋で久しぶりに森本繁さんとご一緒。

「お元気でしたか?」と声をかけたら、「この間までテキサスにいて」とのこと。
森本さん、最新鋭のステルス戦闘機F-35の視察に行って来たのだそうです。
「シュミレーターを操作させてもらいましたよ」

日本の航空自衛隊が採用しているひとつがF-15(別名イーグル)であることくらいはぼんやりと知っている。

その後にステルス機のF-22というのも存在するらしく、森本さんによると日本の航空自衛隊はこれを導入したかったのだそうですが、アメリカ合衆国議会が輸出を2015年まで禁止する条項を明らかにしたために実現しなかったということでした。

そんな話をしながら、ふと基本的な疑問が湧きあがりました。
そういえば、ステルス戦闘機ってなんでレーダーに映らないんだ?

「レーダーってのはね、金属への電波の反射を感知するわけです。簡単に言うと、その電波を反射せずに吸収する塗料を使っているんですよ」

帰宅してちょっと調べてみたところ、このステルス機の構想はレーダーが実用化された第二次世界大戦の頃に遡るようで、当時資材難であった英空軍が開発した木材に合板を張り合わせた爆撃機が、たまたまレーダーから感知されにくかったという二次的効果を生んだのがステルス機の発想につながった一端のようであります。

やがて、別素材からレーダー波を吸収する塗料を塗布するという方向に。

しかし、このステルス機にも一長一短があるようで、爆弾やミサイルなどを外部に設置すると反応してしまうために弾薬倉内部に搭載する必要があり、兵装備の量が少なくなってしまうらしい。

森本さんいわく、同じ理由で燃料タンクも小さくならざるを得ないので、長距離移動にはむいていないのだとか。
「外部に燃料タンクをつけて、長距離移動をしようとすると途中切り離すとか、そういうことになるのかもしれませんね」

それにしても、戦闘機に乗るってどんな感じなんだろう。

聞けば、パイロットになる前には鼻中隔彎曲症の検査を必ずすると言います。
左右の鼻の穴を隔てている壁は普通、多少どちらかに曲がっているものですが、鼻中隔彎曲症とはその曲がりが強い状態のこと。
曲がりが強いと鼻づまりの原因になるそうで、そういう体質の人はまず耳抜きができないので、気圧の変化に対応できずに一瞬にして頭に激痛が走るそうです。
同じ理由で耳や口の空気の通り具合も重要。

なのでこの検査に合格しなければ、まずはパイロットにはなれない。

そういえば、スキューバダイビングをしているときに、いちいち鼻をつまんで耳抜きをしなければいけなかったなぁと思い出しました。
それも結構何度も必死にトライして、耳の中でキューンという音をさせて、やっとこさ少しづつ抜くことが出来たという。

ん~、こりゃ戦闘機には乗れないかも。(乗る気なのかよ!)

 

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